公開日:2026年9月25日
更新日:2026年9月25日
| お名前 | 匿名 |
| 年齢 | 40代 |
| お悩み | 頭頂部・つむじが以前より目立ってきたことと、髪全体のボリューム低下 |
| ご希望 | つむじを自然にカバーしながら、サイドは短くすっきりさせたい |
| 普段のスタイリング | ワックスとヘアスプレーを使い、つむじが目立ちにくい方向へ髪を流してセット |
頭頂部・つむじ薄毛は「毛流れと長さの調整」で自然にカバー
今回ご来店いただいたのは、最近つむじが以前より目立つようになってきたことと、髪全体のボリュームダウンを気にされている40代男性のお客様です。
ご本人も普段から、つむじが目立ちにくくなる方向を探しながら毛流れを調整してセットされていました。
カウンセリングで確認すると、現在行っている毛流れ自体はとても良く、無理に流す方向を変更する必要はありませんでした。
一方で、前回のカットから約1か月半が経過し、トップやつむじ周辺には少し余分な長さが出ています。
今回は、今うまくできている毛流れを活かしながら、サイドをすっきり短くし、トップは必要な長さだけを残して立体感を出していきます。
カウンセリングで分かった「長く残しすぎない方がいい」理由

お客様は「髪を伸ばしていくと、ぺったりしてしまうのでは」というイメージもあり、ここ数年はあまり長く伸ばさず、短めのスタイルを続けていました。
現在のつむじ周辺は、薄く見えやすい部分をカバーするためにある程度の長さが必要です。
しかし、カバーに必要な長さ以上に伸びてしまうと、髪が動きやすくなります。
実際、お客様も「風が強く吹いたときに髪がまとまって動いてしまう」と感じていました。
長くなりすぎた髪は重さで根元が寝やすくなるほか、風で動いたときに薄い部分が見えやすくなる場合があります。
「薄毛を隠すために長くする」のではなく、「カバーに必要な長さだけを残す」ことが今回のポイントです。
今回の施術ポイント|サイドを締めてトップに立体感を出す
① サイドはしっかり短くしてすっきり
お客様は普段から、サイドは短めにすることが多いとのこと。
今回も横はすっきり短く整えます。
サイドにボリュームが出すぎると、相対的にトップが低く見え、頭頂部のボリューム不足が強調される場合があります。
横幅をコンパクトにすることで、トップとの高低差が生まれ、頭頂部に自然な高さを出しやすくなります。
② つむじ周辺は必要な長さを残す
頭頂部・つむじ薄毛をカバーする場合、短くすればするほど良いとは限りません。
薄く見えやすい部分へ髪を自然に重ねるためには、ある程度の長さが必要です。
今回はカバーに必要な長さは残しながら、伸びすぎて動きやすくなっている部分だけを調整します。
髪を別の場所から無理に持ってきているように見せず、自然に重なる長さを作ることが大切です。
③ 今うまくいっている毛流れは変えない
お客様は以前とは髪を流す方向を変え、ご自身でつむじが目立ちにくい方向を見つけていました。
実際に確認すると、現在の方向へ流すことでつむじ周辺が自然にカバーされています。
そのため、今回は無理に流す方向を変更しません。
今の毛流れを活かしながら、より簡単にその形を作れるように長さを調整します。

薄毛カットでは「どこを短くするか」と同じくらい、「どこを残すか」が重要です。
特につむじ周辺は、少しの長さの違いでも髪の重なり方や地肌の見え方が変わります。

ポイントは「隠すために伸ばす」のではなく必要な長さを残すこと
薄毛が気になり始めると、「髪を伸ばして薄い部分を隠した方がいいのでは」と考える方も少なくありません。
しかし、トップが長くなりすぎることで髪の重さが出て、根元が寝やすくなる場合があります。
また、風が吹いたときに長い髪がまとまって動くことで、普段は隠れている地肌が急に見えやすくなることもあります。
今回のお客様も、ワックスとスプレーでセットしていても、風によって髪全体が動いてしまうことを気にされていました。
必要な場所には長さを残し、不要な場所は短くする。このメリハリを作ることで、つむじを自然にカバーしながらトップの立体感も出しやすくなります。
BEFORE・AFTER|毛流れを活かしてトップに自然な立体感

カット前は、前回の施術から約1か月半が経過し、特につむじ周辺やトップの髪が長くなっていました。
お客様自身も、3週間程度はセットしやすいものの、1か月を過ぎる頃からつむじ周辺の長さが気になってくるとのことでした。

カット後はサイドがすっきりし、トップとのメリハリが生まれました。
つむじ周辺は、もともとお客様が行っていた毛流れをそのまま活用。
余分な長さを取り除くことで根元が立ち上がりやすくなり、トップに自然な高さと立体感が出ています。
4方向から仕上がりをチェック

正面から見ると、サイドがコンパクトになったことでトップの高さが自然に強調されています。薄毛を無理に隠している印象ではなく、すっきりとしたショートヘアとして仕上がっています。
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サイドを短く整えることで横への膨らみが抑えられ、トップから後頭部へ自然につながるシルエットになっています。
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横から見てもトップに自然な高さがあります。長い髪を無理に薄毛部分へ被せていないため、普通のショートヘアとして自然に見えるのもポイントです。
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今回もっとも重要なのが、つむじ周辺です。
お客様が普段から行っている毛流れを活かし、薄く見えやすい場所へ髪が自然に重なるよう調整しています。
つむじだけを無理に隠すのではなく、周囲の髪と一体になるよう整えることで自然に見せています。
自宅で再現するためのドライヤーの使い方
今回のスタイルは、ワックスだけで形を作るのではなく、ドライヤーで根元から立体感を作ることが重要です。
- 朝、髪全体を一度しっかり濡らす
- タオルで余分な水分を取る
- ボリュームを出しやすいミストタイプのスタイリング剤を全体になじませる
- 普段つむじをカバーしている方向へ髪を流しながら乾かす
- トップは根元を立ち上げるようにドライヤーを当てる
- 全体の形ができてからワックスなどで軽く整える
お客様も普段、髪が伸びてくると朝に一度髪を濡らし、ドライヤーを使いながら毛流れを作っていました。
そのため、現在のセット方法を大きく変更する必要はありません。
まずドライヤーで根元を立ち上げ、ほぼ完成形まで作っておくことで、スタイリング剤の使用量も少なくできます。
薄毛にはベタつきにくいパウダー系スタイリング剤もおすすめ
今回は、タオルドライ後の濡れた髪につけてから乾かす、ボリュームを出しやすいミストタイプのスタイリング剤を使用しました。
ミストを全体になじませてから乾かすことで、髪の根元にもスタイリング剤が行き渡り、立ち上がりを作りやすくなります。
一般的なワックスを多くつけると、髪が束になって隙間から地肌が見えやすくなることがあります。
パウダー系のスタイリング剤には、ベタつきを抑えながら髪のボリューム感を出しやすいものもあるため、頭頂部のボリュームが気になる方にも使いやすいアイテムです。
まずミストとドライヤーで形を作り、必要に応じてワックスを少量使用します。
最後にヘアスプレーを軽く使えば、風による崩れも抑えやすくなります。
「ボリューム感が全然違う」と仕上がりを実感
仕上げの際、ボリュームを出しやすいミストを使った状態をご覧になったお客様からは、
「やっぱりボリューム感が全然違いますもんね」
「全然気にならないですね」
という感想をいただきました。
今回は髪型そのものを大きく変更したわけではありません。
サイドの長さ、つむじ周辺の長さ、毛流れ、ドライヤーの使い方。
今のお客様に合っている部分はそのまま残し、扱いにくくなっていたところを少しずつ調整することで、頭頂部の印象を自然に変えています。
頭頂部・つむじ薄毛は「長くして隠す」だけが正解ではありません
頭頂部やつむじの薄毛が気になってくると、「髪を長くして隠した方がいいのでは?」と考える方も少なくありません。
もちろん、必要な長さを残してカバーすることは大切です。
しかし、長すぎる髪は重さで寝やすくなり、風で崩れた際にも薄い部分が見えやすくなる場合があります。
重要なのは、薄毛のタイプだけではなく、
- 髪の太さ
- 残っている毛量
- つむじの位置
- 自然な毛流れ
- サイドのボリューム
- トップの長さ
- 風が吹いたときの髪の動き
- 普段のセット方法
まで見た上で髪型を設計することです。
頭頂部・つむじ薄毛は「全部短くする」「全部長くする」のではなく、短くする場所と長さを残す場所を分けることで自然にカバーしやすくなります。
頭頂部・つむじ周辺の薄毛に似合う髪型については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
薄毛男性専門バーバーだからできる髪型提案
SARUTAHIKOでは、M字・O字・U字などの薄毛タイプだけで判断するのではなく、一人ひとりの髪質や生えグセ、骨格、生活スタイルまで確認した上で髪型をご提案しています。
単純に「短くする」「長くして隠す」ではなく、
- どこを短くするか
- どこに長さを残すか
- どこにボリュームを出すか
- どの方向へ髪を流すか
- 自宅でどう再現するか
- 伸びてきたときにどう見えるか
まで考えてカットします。
「つむじが最近目立ってきた」「頭頂部のボリュームが減ってきた」「自分でセットしても薄い部分がうまく隠れない」という方も、ぜひ一度ご相談ください。
よくある質問
頭頂部・つむじが薄い場合は、髪を長くした方が隠しやすいですか?
必ずしも長ければ長いほど良いわけではありません。カバーに必要な長さは残した方が良い一方、長くなりすぎると髪の重さで根元が寝たり、風で大きく動いたりする場合があります。薄い部分、毛量、つむじの位置、毛流れを見ながら必要な長さを決めることが大切です。
つむじ薄毛は毛流れを変えた方が目立ちにくくなりますか?
人によって異なります。今回のお客様は、ご自身で行っていた流し方ですでにつむじが自然にカバーできていました。その場合は無理に方向を変えず、現在の毛流れを活かした方がセットしやすく自然に仕上がることがあります。
ワックスをつけると頭頂部の薄毛が目立つ気がします。
油分の多いワックスを多量につけると、髪が束になって隙間から地肌が見えやすくなることがあります。まずドライヤーで根元に立体感を作り、パウダー系のミストやドライタイプのスタイリング剤を必要な量だけ使う方法がおすすめです。
風で髪型が崩れる場合はどうすればいいですか?
トップが長くなりすぎると、風で髪がまとまって大きく動きやすくなる場合があります。カバーに必要な長さだけを残し、ドライヤーで根元から形を作った後、最後にヘアスプレーを軽く使用すると崩れを抑えやすくなります。
どのくらいの頻度でカットするとセットしやすいですか?
今回のお客様は、3週間程度はセットしやすく、1か月を過ぎる頃からつむじ周辺の長さが気になってくるとのことでした。髪質や伸びる速度には個人差がありますが、つむじ周辺が動きやすくなったり、朝のセットに時間がかかるようになった頃がひとつの目安です。
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SARUTAHIKO(サルタヒコ)代表
薄毛男性専門理容室SARUTAHIKO(サルタヒコ)代表。理容師歴18年。銀座の高級理容室で4年間経験を積んだ後、2014年に「バルビエレ銀座」を開業。2018年には、業界初となるフリーランス理容師によるシェアサロン運営を開始し、理美容業界の働き方改革や技術・サービス向上にも尽力している。
現在もトップスタイリストとして現場に立ち続け、M字薄毛・O字薄毛・若ハゲなど、薄毛に悩む男性を中心に数多く担当。髪を切るだけではなく、「薄毛でも自信を持てること」「人前に出るのが楽しくなること」を大切にし、一人ひとりの骨格や髪質、ライフスタイルに合わせた提案を行っている。
2025年より、薄毛男性への接遇やカット技術が高く評価され、SARUTAHIKOの第一号スタイリストとして活動開始。同時に、薄毛対応を学びたい理美容師への技術指導にも取り組み、薄毛男性が安心して通える理美容環境づくりを目指している。










