
こちらの記事は、SARUTAHIKO代表の理容師・佐々木が監修しております。
今回は、薄毛でお悩みの方に、薄毛を活かしたかっこいいスタイリングについてお伝えします。スタイリスト歴16年の間で多くの薄毛のお客様を担当してきた経験から、本当に役立つ情報をお届けします。
1.はじめに:ハゲについて古い概念を打ち破る

「ハゲ」という言葉を聞くと、どんなイメージが浮かびますか?昔は「ハゲ=おじさん」「ハゲ=カッコ悪い」というネガティブなイメージが強かったですよね。でも今、その常識はどんどん変わってきています。
僕が美容師として16年働いてきた中で、特にここ5年は「薄毛をどう隠すか」ではなく「薄毛をどうカッコよく見せるか」という相談が急増しています。ブルース・ウィリスやジェイソン・ステイサムのような海外セレブはもちろん、日本でも松本人志さんや市川海老蔵さんなど、薄毛をコンプレックスにせず堂々と魅せる人が増えてきました。
この記事では、薄毛に悩むあなたが「ハゲてても全然カッコいい!」と言われるための具体的な方法を、美容のプロとしてお伝えします。髪型やファッション、マインドセットまで、すぐに実践できるテクニックをご紹介します。
2. 薄毛がかっこいいと言われる理由

「えっ、ハゲがカッコいい?冗談でしょ?」
そう思った方もいるかもしれません。でも、本当なんです。
アメリカの心理学研究では、薄毛の男性は「知的」「信頼できる」「経験豊富」というイメージを持たれやすいという結果が出ています。特にビジネスの世界では、こうした印象はむしろプラスに働くことが多いんです。海外では「bald is beautiful(ハゲは美しい)」という言葉があるくらい。スキンヘッドの男性が「セクシー」と評価されることも珍しくありません。
日本でもここ数年、テレビや雑誌で「薄毛がカッコいい」という特集が組まれるようになりました。SNSでも「#薄毛イケメン」のようなハッシュタグが人気を集めています。
カッコよく見える秘訣は何か?それは「自信」です。「薄毛をコンプレックスに思っている人」と「薄毛を個性として受け入れている人」では、まったく印象が違います。同じ髪型でも、自信を持って堂々としている人の方が、断然魅力的に見えるんです。
3. 薄毛でかっこいい有名人

薄毛でカッコいい人って、実はたくさんいるんです。彼らの共通点を探ってみましょう。
日本人の薄毛でかっこいい有名人
松本人志さん
お笑い界のレジェンド。頭頂部の薄毛を気にせず、短めにカットしたヘアスタイルが彼の知的な印象を強めています。
市川海老蔵さん
歌舞伎役者としての風格と、薄毛を隠さない姿勢が、むしろ男らしさを引き立てています。
役所広司さん
渋い演技と同様に、薄くなった髪を短くスタイリングして、独特の存在感を放っています。
海外の薄毛でかっこいい有名人
ジェイソン・ステイサム
アクション俳優として大人気。完全なスキンヘッドと鍛え抜かれた体で、強さと男らしさを体現しています。
ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)
もともと髪があった時代もありましたが、薄毛が進行してからスキンヘッドにしたことで、かえってカッコよくなりました。
ブルース・ウィリス
ハリウッドスターの中でも、早くから薄毛を受け入れてスキンヘッドスタイルを確立した先駆者です。
彼らに共通するのは「薄毛を隠そうとしていない」ことです。むしろ「これが自分だ」と堂々としている姿勢です。そして、ヘアスタイルに合わせて、服装や体型管理にも気を配っています。
4. 薄毛をかっこよく見せる髪型戦略

薄毛タイプによって、おすすめの髪型は変わってきます。自分のタイプに合った髪型を見つけましょう。
O字ハゲ・頭頂部が薄い場合のヘアスタイル
頭頂部(つむじの周り)が薄くなってきた場合は、全体を短くするのがおすすめです。特に横と後ろを短くして、上はやや長めに残すスタイルが◎。
「でもそれじゃ薄いところが目立つんじゃ…」
そう思うかもしれませんが、実は逆なんです。髪を長く残して薄い部分を隠そうとすると、かえって不自然に見えてしまいます。思い切って短くすることで、清潔感が生まれ、薄さが気にならなくなるんです。
具体的な3つのおすすめスタイル :
1.ベリーショートの刈り上げスタイル

2.ソフトモヒカン風ショート

3.ツーブロックショート

M字ハゲの場合のヘアスタイル
額の生え際が後退してM字になっている場合は、前髪を作らないスタイルがベスト。
おでこを見せることで、むしろ知的な印象になります。サイドの髪は短くして、トップはやや長めに残して前に流す感じにすると、バランスが取れます。
具体的な3つのおすすめスタイル:
1.オールバック

2.ベリーショート

3.クラシカルショート

40代におすすめの薄毛に似合う髪型
40代になると、清潔感と大人の余裕が大切です。
1.ナチュラルショート:全体的に短く、ビジネスシーンでも違和感のないスタイル

2.ソフトツーブロック:サイドを短く、トップに軽いボリュームを持たせるスタイル

3.ナチュラルクロップ:前髪を少し残しつつ、全体的にナチュラルな雰囲気に

僕のお客さんの中に、40代で頭頂部が薄くなってきた田中さん(仮名)がいます。彼は以前、長めの髪で薄い部分を隠そうとしていましたが、思い切ってソフトツーブロックにしたところ、「若く見える」「清潔感が出た」と奥さんや同僚から褒められるようになりました。
50代におすすめの薄毛に似合う髪型
50代は、年齢に応じた品格が重要です。
1.大人のクラシックショート:サイドはすっきり、トップもコンパクトにまとめるスタイル

2.ミニマルショート:無駄を省いたシンプルなスタイルで知的な印象に

3.ソフトスキンヘッド:思い切って短く刈り上げて、男らしさを強調

50代で頭頂部の薄毛が進行していた佐藤さん(仮名)は、ミニマルショートにしたことで、「実は薄毛だったの?」と周りに驚かれるほど自然な見た目になりました。
薄毛専門店理容師のアドバイス: 「薄毛を隠そう」という発想を捨てて、「薄毛をどう活かすか」という視点に切り替えることが大切です。

5. 薄毛に似合うファッションコーディネート

髪型だけでなく、服装も薄毛のイメージを左右します。
薄毛男性が実践すべきファッションの基本原則
- 襟元を大切に薄毛の方は、顔と服の境目となる襟元が特に重要です。シャツの襟がしっかりしているものや、Vネックなど首元が開いたデザインを選ぶと、顔周りにメリハリが生まれます。
- 色使いを意識する明るすぎる色や派手な色は、頭部との対比が強くなり薄毛が目立ちやすくなります。ネイビー、ダークグレー、ブラウンなど、落ち着いた色味を基調にするのがおすすめです。
- 素材感を楽しむニットやツイードなど、質感のある素材を取り入れると、全体の印象が豊かになります。特に秋冬は、素材の魅力を活かしたコーディネートがおすすめです。
帽子の選び方とかぶり方のテクニック
帽子は薄毛の強い味方ですが、選び方や被り方で印象がガラッと変わります。
おすすめの帽子タイプ:
- ハンチング帽:大人の余裕を感じさせる定番アイテム
- キャスケット:カジュアルながらも上品な印象に
- ニット帽:冬のカジュアルスタイルに最適
- 中折れハット:ドレッシーな場面で活躍
「帽子を脱ぐときが恥ずかしい…」という声をよく聞きますが、堂々と脱ぐことが大切です。むしろ「帽子が似合う人」という印象になります。
シーン別コーディネート例
ビジネスシーン
- ネイビースーツ+白シャツ+シンプルなネクタイ
- グレースーツ+ライトブルーシャツ+シルバーの小物
カジュアルシーン
- ダークジーンズ+シンプルなTシャツ+レザージャケット
- チノパン+ボタンダウンシャツ+カーディガン
フォーマルシーン
- ダークスーツ+白シャツ+シンプルな革靴
- タキシード(結婚式などの特別な場面で)
僕の常連客の一人、60代の山田さん(仮名)は、「薄毛だからこそファッションに気を使うようになった」と話します。特に襟元のデザインにこだわり、シャツの上にVネックのニットを重ねるスタイルが彼の定番になっています。
6. 薄毛をどう捉える?心理的アプローチ

言葉の力は大きいものです。自分自身の薄毛をどう表現するかで、自分の気持ちも周りの反応も変わってきます。
海外で使われるポジティブな表現
海外では薄毛に対してポジティブな言葉がたくさんあります。
- Bold Look(大胆なルック)
- Power Dome(パワーを感じさせる頭)
- Solar Panel for a Sex Machine(ユーモアを交えた表現)
こういった言葉を知っているだけで、薄毛に対する見方が変わりますよね。
自信を持つための心理テクニック
薄毛に対する自信を持つためのちょっとしたコツをご紹介します。
- 「○○できない」から「○○する」への転換「薄毛だからモテない」ではなく「薄毛だからこそ他の魅力を磨く」という発想に切り替えましょう。
- 自分の長所リストを作る髪の毛以外の自分の魅力を書き出してみましょう。目、声、話し方、趣味の知識…など何でもOKです。
- ポジティブな人との交流SNSでも実生活でも、前向きな薄毛の方との交流は大きな励みになります。
- 「髪の毛=魅力」という方程式を壊す世の中には髪
世の中には髪の毛以外の魅力で輝いている人がたくさんいます。髪の毛だけが魅力の源ではないことを意識しましょう。
薄毛を個性として活かした成功者のマインドセット
実際に薄毛を個性として受け入れ、成功している人たちの考え方を見てみましょう。
あるビジネスマンはこう語っています。 「薄毛になって最初は落ち込みました。でも、思い切って坊主にしたら、むしろ『決断力がある』と周りから評価されるようになりました。今では薄毛は私のトレードマークです」
別の方はこう言います。 「髪の毛のことで悩む時間があるなら、自分の強みを伸ばす時間に使おうと決めました。そうしたら不思議と髪の毛のことが気にならなくなりました」
薄毛を受け入れた先にある「自分らしさ」を大切にする姿勢が、本当の魅力につながります。
7. 年代別:薄毛をかっこよく見せるためのケア&スタイリング

年齢によって薄毛の状態も変わってきますし、似合うスタイルも違ってきます。年代別にポイントをご紹介します。
30代:初期の薄毛対策とスタイリング
30代は薄毛が気になり始める年代です。まだ極端な薄毛ではない場合が多いので、予防的なケアとスタイリングがポイントです。
ケアのポイント:
- 頭皮の健康を保つため、しっかり洗浄と保湿を
- 頭皮マッサージで血行促進
- 栄養バランスの良い食事と十分な睡眠
スタイリングのコツ:
- 前髪が薄くなり始めたら、あえて上げるスタイリングに
- ワックスやジェルは軽めのタイプを使用
- 頭頂部が薄い場合は、ふんわりとさせず、あえてタイトにまとめる
40代:進行する薄毛を活かすテクニック
40代になると薄毛がさらに進行することが多いですが、ビジネスや家庭での中心的な役割を担う年代でもあります。落ち着きと清潔感が大切です。
ケアのポイント:
- 薄毛専用シャンプーの使用
- 頭皮の日焼け対策
- 適度な運動でストレス軽減
スタイリングのコツ:
- 髪の量が減った部分を無理に隠さない
- サイドを短く、トップもすっきりとさせる
- パウダータイプのスタイリング剤で立体感を出す
50代以上:年齢に応じた品格あるスタイルの作り方
50代以上になると、無理に若く見せようとするより「大人の余裕」や「品格」を感じさせるスタイルが魅力的です。
ケアのポイント:
- 保湿重視のヘアケア
- 帽子や日傘での紫外線対策
- 健康管理を通じた頭皮環境の維持
スタイリングのコツ:
- 思い切って短く、もしくはスキンヘッドに
- 白髪交じりの場合は、あえて活かすスタイルも選択肢に
- 清潔感を最優先に

8. 薄毛男性のためのヘアケア製品とスタイリング剤

薄毛の方が使うヘアケア製品やスタイリング剤は、一般の方とは少し選び方が変わってきます。
薄毛に適したシャンプー・トリートメント
薄毛の方におすすめのシャンプー選びのポイントは、以下の3つです。
- 低刺激であること薄毛の頭皮は敏感になっていることが多いので、刺激の少ないアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。
- 洗浄力が適切であること強すぎる洗浄力は頭皮の必要な油脂まで奪いますが、弱すぎると汚れが残ります。バランスの取れたものを選びましょう。
- 保湿成分が含まれていること頭皮の乾燥は薄毛の原因にもなります。適度な保湿効果のあるものを選びましょう。
おすすめのシリーズ:
- 育毛効果をうたった薄毛専用シャンプー
- スカルプケア(頭皮ケア)シリーズ
- オーガニック系の低刺激シャンプー
おすすめのスタイリング剤とその使い方
薄毛の方のスタイリング剤選びは、「重くならないこと」「髪を傷めないこと」が大切です。
おすすめのスタイリング剤:
- 軽めのワックス重たいワックスは薄毛を目立たせてしまいます。マットな質感の軽いワックスがおすすめです。
- パウダータイプのスタイリング剤ふんわり感を出せて、髪に負担をかけにくいパウダータイプは薄毛の方の強い味方です。
- ヘアスプレー(軽めのもの)セット力が必要な時は、軽めのヘアスプレーで仕上げると◎。
使い方のコツ:
- 根元よりも毛先中心につける
- 少量ずつ足していく
- つけすぎないことが大原則
NGな製品と使い方
避けたほうがいい製品や使い方もあります。
- 重たいジェルやグリース髪をべたっとさせて薄さを強調してしまいます。
- 整髪料のつけすぎ髪が少ない分、つけすぎると不自然に見えます。
- シリコン多めのトリートメント頭皮に残ると毛穴詰まりの原因になることも。
「美容室で使っているプロ用の製品が家でも使いたい」という声をよく聞きます。実は市販品と成分があまり変わらないものも多いですが、使い方のアドバイスをもらえる点では美容室での購入もおすすめです。
9.薄毛スタイルを最大限活かすためのプロのアドバイス

いかがでしたか?薄毛でもカッコよく見せるための方法をたくさんご紹介してきました。
最後に、私が15年間の美容師経験から言える最大のアドバイスをお伝えします。それは「自分の髪の状態を受け入れ、その上で何ができるかを考える」ということ。薄毛を隠そうとするより、薄毛を前提に「どうスタイリングするか」「どんなファッションが似合うか」を考えた方が、ずっと自然でカッコよく見えます。
実は、薄毛の方の多くが「薄毛をどう隠すか」に意識が向いていますが、周りの人は思っているほど気にしていません。それよりも「清潔感があるか」「自信を持っているか」の方が、周囲の印象を大きく左右します。
当サロンでは、薄毛でお悩みの方向けに専門のカウンセリングとカットサービスをご用意しています。一人ひとりの髪質や薄毛のタイプ、顔の形に合わせたベストな提案をさせていただきます。
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薄毛は終わりではなく、新しいスタイルの始まりです。あなたらしいカッコよさを一緒に見つけていきましょう!
10.薄毛についてよくある質問

最後に、よくいただく質問にお答えします。
遺伝的要素は確かに大きいですが、それだけではありません。ストレス、食生活、睡眠不足、間違ったヘアケアなども薄毛の原因になります。遺伝的な要素は変えられなくても、生活習慣の改善で進行を遅らせることは可能です。
もちろんです!何歳からでも遅すぎることはありません。若いうちから始める予防的なケアが理想的ですが、すでに薄毛が進行している方でも、適切なケアとスタイリングで見た目を大きく改善できます。
これは正直、個人の考え方や薄毛の程度によります。ただ、経験上、薄毛が進行している場合は「隠す」より「活かす」方が自然でカッコよく見えることが多いです。中途半端に隠すより、思い切ったスタイルの方が好印象を与えることが多いですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。薄毛でもプロの手を借りれば、見た目からかっこ良く変身可能です。身だしなみを整えることで、自然と内側から自信が湧いてきたという方も少なくありません。何か質問があれば、いつでもコメントやお問い合わせフォームからご連絡ください!


記事監修 理容師 佐々木善一
SARUTAHIKO(サルタヒコ)代表
銀座高級理容室に4年勤めた後、2014年バルビエレ銀座を開業。2018年より、業界初となるフリーランス理容師を集めて運営するシェアサロンを開始。理美容業界における処遇改善や技術力・サービス力の向上に寄与する。
オーナーを務めながら、自身もトップスタイリストとして現場で活躍し続け、薄毛男性からビジネススタイル・バーバースタイルまで幅広く支持を集める。2025年、薄毛男性に対する接遇・技術力が評判を呼び、SARUTAHIKOの第一号スタイリストとして指名を受ける。同年からは、薄毛男性を対応する理美容師に向けた技術指導なども開始予定、薄毛専用理美容師の業界的な底上げに尽力する。

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