実は日本の男性の1/4が薄毛だと言われています。
「最近薄毛が進んできた気がする…」
「前髪を長く伸ばしてきたが、ごまかしきれなくなってきた」
「薄毛でも似合う髪型が知りたい」
人知れずこのようにお感じの方も少なくないのでは?
そこで、薄毛専門美容室SARUTAHIKOが、薄毛男性が似合う髪型・NGの髪型・日頃のお手入れやスタイリングなど、薄毛専門美容師にヒアリングして記事にまとめました。
薄毛が気になる男性にとって、少しでもお役にたてましたら幸いです。
1.薄毛男性に似合う髪型とは?

1-1.薄毛にはどのような種類があるの?
一言で薄毛といっても、その種類や薄毛の程度はさまざま。
それぞれの薄毛のタイプによって似合う髪型は異なります。
薄毛の種類としては、主に8つあります。
出産後にホルモンバランスの変化によって起こる脱毛、男性ホルモン・テストテトロンの影響で起こる脱毛(AGA)、頭皮のベタつきなどによって起こる脂漏性脱毛、抗がん剤などにより一時的に起こる薬剤性脱毛、女性に多く見られるびまん性脱毛(FAGA)、ストレスによって起こる円形脱毛、自ら髪の毛を抜いてしまう抜毛症、バランスが乱れた食事による、栄養障害による脱毛。
こちらでは最も数が多い、AGA(男性型脱毛症)の薄毛の進行パターンを表した世界的に使われている分類をご紹介させていただきます。

こちらは、アメリカのハミルトン医師が提唱した後、ノーウッド医師が改定した「ハミルトン・ノーウッド分類」という分類法です。
欧米人には珍しい頭頂部の薄毛のみが進行する「Ⅱvertex」といわれるパターンが日本人にはみられるため、
このパターンを追加した「高島分類」といわれる分類法も広く用いられています。
高島分類は髪の毛の脱毛パターンを「頭頂部」「生え際」「前頭部」に分け、薄毛の進行度によってI型〜Ⅶ型と分類しています。
I型〜Ⅱ型は男性型脱毛症の症状が目立たない状態のため、はじめは自覚症状がない場合もあります。
Ⅲ型〜V型は症状が中等症程度であり、頭頂部と前頭部のどちらからも脱毛が進んでいる場合もあります。
VI型以降は脱毛症状がかなり進み、側頭部と後頭部以外に髪の毛がほぼ残っていない状態になります。
AGAによる薄毛を大まかに分類しますと、下記3種類になります。
- ①M字型
- ②O字型(頭頂部)
- ③U字型(M字型が進行)

①M字型薄毛:額の生え際が両サイドから後退し、M字のような形になるタイプ。男性に多く見られ、20代から始まることもあります。
②O字型薄毛(頭頂部):頭頂部周辺から薄くなり、徐々に範囲が広がっていくタイプ。てっぺんが透けて見えることが特徴です。
③U字型薄毛:生え際全体が後退し、M字型薄毛が進行したものです。 今までは剃り込みのようになっていた部分が頭頂部までに達し、前から見た際にUの字に見えるのが特徴です。
自分の薄毛タイプを把握するには、鏡を使って頭頂部を確認したり、スマートフォンで撮影して確認したりするとよいでしょう。
1-2.薄毛男性に似合う髪型
基本ポイント
かっこよい薄毛か否かは、適切な髪型選びと清潔感にかかっているといって問題ないでしょう。
薄毛男性が適切な髪型を選ぶことにより、知性や落ち着きを感じさせたり、デキる男の印象を与えることができます。
適切な髪型のメリット:
- 薄い部分をさりげなくカバーできる
- 残っている髪を有効活用し、ボリューム感を演出できる
- 清潔感や若々しい印象を与えられる
不適切な髪型のデメリット:
- かえって薄毛が目立ってしまう
- 不自然に見えて年齢より老けた印象になる
- 髪のダメージが増加し、薄毛の進行を早める可能性がある
たとえば、M字ハゲの方がオールバックにすると薄さが強調されてしまいますが、前髪を工夫することで自然にカバーできます。同じ薄毛でも、髪型一つで「薄毛が目立つ人」から「知的な人」や「清潔感のある人」へと周囲の印象が変わるのです。
実際に、薄毛のタイプ別にどのような髪型が似合うのか、どのようにスタイリングをすればよいのか薄毛専門美容室のスタイリストに教えていただきましたので、次の段落でご紹介します。
1-3.薄毛タイプ別 似合う髪型とスタイリング
M字型薄毛に似合う髪型とスタイリング
M字型薄毛の方には、前髪の処理がポイントとなるスタイルがおすすめ。
✅ツーブロック
✅ソフトモヒカン
✅ウルフカット
✅ツイストパーマ
✅ショートマッシュ
✅サイドパートショート
✅ソフトベリーショート
✅フルバング
✅スキンヘッド
✅七三分け

ツーブロック
サイドと後ろを刈り上げ、トップと前髪に長さを残すスタイル。前髪をアシンメトリーにすることで、M字部分を自然とカバーできます。若々しい印象を与えられるため、20〜40代に人気です。
ソフトモヒカン風ショート
サイドを短く、トップにボリュームを持たせたスタイル。前髪を立ち上げることでM字部分をナチュラルにカバーできます。スタイリングには、根元から前髪を立ち上げるように乾かし、マットタイプのワックスで固定するとよいでしょう。
ウルフカット
トップにボリュームが出やすく、サイドや前髪に動きを出すことでM字部分を自然にカバーできます。軽やかで抜け感のある印象に。
ツイストパーマ
ツイストパーマは髪に立体感と動きを与え、M字部分の薄毛を目立ちにくくします。無造作な質感で視線を散らし、個性的なスタイルに仕上がります。
ショートマッシュ
ショートマッシュは丸みのあるシルエットでM字部分を自然にカバーしやすく、前髪を下ろすことで額を隠せます。柔らかな印象で清潔感もあり、好印象なスタイルです。
サイドパートショート
サイドに髪を流すことでM字の目立ちを軽減。清潔感があり、ビジネスシーンにも適しています。スタイリングの際は、やや斜めに流す前髪を意識すると自然な仕上がりになります。
ソフトベリーショート
全体的に短めに揃えつつ、前髪を少し残したスタイル。短くすることで薄さが目立ちにくくなり、手入れも簡単です。ドライヤーで前髪を軽く立ち上げるだけで清潔感のある印象に。
フルバング
フルバングは厚めの前髪でM字部分をしっかり隠せるため、薄毛が目立ちにくくなります。額全体を覆うスタイルで若々しく、ナチュラルな雰囲気に仕上がります。
スキンヘッド
スキンヘッドはM字ハゲを隠すのではなく活かすスタイルで、潔さと男らしさを強調できます。手入れも簡単で、清潔感や力強い印象を与えるのが特徴です。
七三分け
七三分けはM字部分を分け目に活かすことで、薄毛を自然に見せられるスタイルです。トップにボリュームを出すことで立体感が生まれ、清潔感と大人の品格を演出できます。
頭頂部(O字型)薄毛に似合う髪型
頭頂部の薄毛は、トップにボリュームを出す工夫が効果的です。
✅ショートカット
✅マッシュショート
✅ソフトモヒカン
✅クロップドヘア
✅サイドパート
✅アップバング
✅オールバック
✅センターパート
✅ソフトスパイキ―ショート
✅ショートレイヤー

ショートカット
ショートカットは頭全体の髪の長さを均一に整えることで、O字ハゲの境目を目立ちにくくします。清潔感があり、スタイリングも簡単で、爽やかな印象を与えるスタイルです。
マッシュショート
前髪と上部に長さを残し、丸みのあるシルエットにするスタイル。頭頂部の薄さをトップの髪で自然にカバーできます。トップの髪を軽く前に流すように乾かすとナチュラルな仕上がりに。
ソフトモヒカン
ソフトモヒカンはトップに高さと動きを出すことで、O字ハゲの薄い部分に視線が集中しにくくなります。サイドを短くすることで全体が引き締まり、男らしい印象に仕上がります。
クロップドヘア
全体的に短めで、トップにテクスチャーを出したスタイル。毛先を少し立ち上げることで、頭頂部の薄さを目立たなくします。スタイリングには軽めのワックスを使い、指先でランダムに立ち上げると◎。
サイドパート
全体的に短めで、トップにテクスチャーを出したスタイル。毛先を少し立ち上げることで、頭頂部の薄さを目立たなくします。スタイリングには軽めのワックスを使い、指先でランダムに立ち上げると◎。
アップバング
全体的に短めで、トップにテクスチャーを出したスタイル。毛先を少し立ち上げることで、頭頂部の薄さを目立たなくします。スタイリングには軽めのワックスを使い、指先でランダムに立ち上げると◎。
オールバック
全体的に短めで、トップにテクスチャーを出したスタイル。毛先を少し立ち上げることで、頭頂部の薄さを目立たなくします。スタイリングには軽めのワックスを使い、指先でランダムに立ち上げると◎。
センターパート
髪を中央で分け、両サイドに流すスタイル。頭頂部の薄さを左右の髪で自然にカバーできます。ある程度の長さが必要なため、薄毛が初期〜中期の方におすすめです。
ソフトスパイキーショート
全体的に短めで、トップにテクスチャーを出したスタイル。毛先を少し立ち上げることで、頭頂部の薄さを目立たなくします。スタイリングには軽めのワックスを使い、指先でランダムに立ち上げると◎
ショートレイヤー
トップに段差をつけることで、薄い部分にボリューム感を演出できます。全体のシルエットがふんわりするため、薄毛が目立ちにくくなります。スタイリングでは、根元からしっかり乾かしてボリュームを出すことがポイントです。
U字型(生え際全体が後退)薄毛に似合う髪型
U字型の場合は「前髪のラインを作らず」「自然な地肌感と調和する」髪型がおすすめです。
✅ベリーショート
✅坊主 OR スキンフェード
✅ソフトスパイキ―ショート
✅パーマショート
✅カルマパーマ
✅ニュアンスパーマ
✅プードルパーマ
✅ピンパーマ
✅スパイクショート

ベリーショート(VERY SHORT)
地肌との馴染みが良く、潔さが出て清潔感◎。セットも不要です。
坊主 or スキンフェード
完全に薄毛を受け入れて、スタイリッシュに見せる選択。髪型の“意思”が伝わるとポジティブに映ります。
ソフトスパイキーショート
短く立たせることで髪の密度感を演出。髪が細くてもふんわり見せやすくなります。
パーマショート
パーマショートは全体にボリュームと動きを出すことで、U字型の薄毛部分をカモフラージュできます。トップの立体感が自然なカバーとなり、華やかで若々しい印象を与えます。
カルマパーマ
カルマパーマはつむじから放射状に流れる毛流れでU字ハゲを自然にカバー。トップにボリュームが出るため薄毛が目立ちにくく、立体感のあるおしゃれな印象に仕上がります。
ニュアンスパーマ
ニュアンスパーマは自然なカールで髪に動きを出し、U字ハゲの薄い部分をさりげなくカバーできます。柔らかい質感が全体の印象を和らげ、清潔感とこなれ感を演出します。
プードルパーマ
プードルパーマは強めのカールで髪全体にボリュームを出せるため、U字ハゲの薄毛部分を効果的にカバーできます。個性的でファッショナブルな印象に仕上がるのも魅力です。
ピンパーマ
ピンパーマは自然な動きと立ち上がりを作りやすく、U字ハゲの薄毛部分を柔らかくカバーできます。トップにボリュームを出しつつナチュラルな仕上がりで、こなれ感を演出します。
スパイクショート
薄毛をカバーしつつ、ボリュームと動きを演出できます。前髪を下ろすより、ふんわり流す方がより自然です。
全体的な薄毛に似合う髪型
進行した薄毛や全体的に薄い場合は、思い切った短めのスタイルがしっかり見えることがあります。
✅ベリーショート
✅刈り上げスタイル
✅坊主・スキンヘッド
✅ソフトモヒカン

ベリーショート
全体を短く揃えたシンプルなスタイル。薄毛を隠そうとするより、すっきりとした印象を与えることができます。手入れも簡単で、清潔感を保ちやすいのが特徴です。
刈り上げスタイル
サイドと後ろを短く刈り上げ、トップにわずかな長さを残すスタイル。薄毛を目立たなくしながら、モダンな印象を与えられます。短いことで髪のダメージも少なくなります。
坊主・スキンヘッド
思い切って坊主や丸刈りにするという選択肢。実は薄毛が進行した方にとって、すっきりとした印象で好評なことが多いスタイルです。清潔感があり、現代ではファッショナブルな選択肢として受け入れられています。
ソフトモヒカン
トップに少し長さを残し、サイドを短くするスタイル。全体的に薄くても、残った髪でスタイリッシュな印象を作ることができます。ワックスで軽く立ち上げるだけでキマります。
2.絶対避けるべきNG髪型とその理由

2-1.薄毛を目立たせてしまうNG髪型
薄毛の方が避けるべき髪型には、次のようなものがあります。
長すぎる髪型
薄毛を隠そうと髪を伸ばす方がいますが、長い髪は重みで地肌に張り付き、かえって薄さが目立ちます。また、わずかな風でも薄い部分が露出しやすく、不自然な印象になることも。
オールバック
特にM字型の薄毛の方にとって、オールバックは前髪を全て後ろに流すため、生え際の後退が強調されてしまいます。また、頭頂部の薄毛も隠すことができません。
強いパーマやカラーリング
過度なパーマやカラーリングは髪へのダメージが大きく、薄毛をさらに進行させるリスクがあります。特に根元からボリュームを出そうとする強いパーマは、髪が薄い部分を強調してしまうことも。
一つに束ねる髪型
髪を一つにまとめて束ねると、頭皮が露出する面積が増え、薄毛が強調されます。特にびまん性の薄毛や女性の場合、ポニーテールやお団子ヘアはNG髪型と言えるでしょう。
2-2.年齢別・薄毛タイプ別NGポイント
若年層(20〜30代)のNGポイント
- 極端な髪色や派手なスタイルは薄毛との対比で不自然に見える
- 前髪を完全に上げるスタイルはM字型薄毛を強調
- 薄毛を隠そうとしたナルシスト風の長髪は若年層では特に不自然
ミドル世代(40〜50代)のNGポイント
- 若作りしすぎるスタイルは薄毛との不調和を生む
- 髪を伸ばして後ろで結ぶ「オジサンポニーテール」は避ける
- 部分的な増毛や不自然な植毛が目立つスタイリング
シニア世代のNGポイント
- 染めムラが目立つ暗すぎる髪色
- 長さを残しすぎた髪型は老けた印象に
- 無理に若く見せようとするスタイル全般
3.プロの美容師が教える薄毛をカバーするスタイリング術

3-1.ヘアセットの基本テクニック
ドライヤーの正しい使い方
薄毛の方のドライヤーテクニックは非常に重要です。
まず、タオルドライで優しく水分を取り、頭皮から10cm以上離して中温〜低温で乾かします。
根元から毛先に向けて風を当て、ボリュームを出したい部分は逆方向から乾かすのがポイントです。
ワックスやスプレーの適切な使用法
薄毛の方は軽めのワックスを選び、毛先中心につけるのがおすすめ。
根元にべたつくほどつけると、髪がペタンとなり薄毛が目立ちます。
スプレーも強力なホールドタイプより、ふんわり感を保つ軽めのタイプを選びましょう。
ボリュームアップのコツと注意点
ボリュームを出すには、根元を持ち上げるようにドライヤーで乾かした後、冷風を当てて固定するのが効果的。
ただし、無理にボリュームを出そうとして過度なバックコームは避けましょう。髪を傷める原因になります。
3-2.自宅でできるスタイリングのステップバイステップガイド
朝の短時間でできるスタイリング方法
- 洗髪後の下準備:タオルドライの際は髪をゴシゴシこすらず、押さえるように水分を取ります。
- ベース作り:少量のスタイリング剤(軽めのムースなど)を手のひらで伸ばし、根元から全体になじませます。
- ドライヤーテクニック:根元を持ち上げるように指を入れながら乾かします。薄い部分は特に丁寧に、根元から風を当てましょう。
- スタイリング仕上げ:髪が完全に乾いてから、少量のワックスを手のひらでよく伸ばし、毛先から形を整えます。
- ポイント強調:M字部分が気になる方は前髪を少し斜めに流し、頭頂部が薄い方はトップに軽くボリュームを出します。
このプロセス全体で5分程度。慣れれば3分ほどで完了できるようになります。
長持ちさせるコツ
・朝のスタイリングを長持ちさせるには、適切な量のスタイリング剤を使うことが重要です。つけすぎると重くなりペタンとなってしまいます。
・外出先での崩れ対策には、小さなヘアワックスやミニスプレーを持ち歩くと便利です。
・汗をかくシーンでは、予め髪型の崩れを見越したゆるめのセットにしておくのがプロのテクニックです。
おすすめのヘアケア製品
薄毛の方におすすめのスタイリング製品は以下の通りです:
- 軽めのムース:根元のボリュームアップに最適
- マットタイプのワックス:ツヤが出すぎず自然な仕上がりに
- ボリュームアップスプレー:細い髪にボリューム感を与える
- 固めすぎないヘアスプレー:自然な動きを残しつつ形をキープ
商品選びでは、油分が多すぎるものや重たいテクスチャーのものは避け、「軽い」「サラッと」「ボリューム」などのキーワードがある製品を選ぶとよいでしょう。
4.薄毛に悩む方のためのヘアケア&髪型維持の秘訣

4-1.薄毛の方におすすめのヘアケア方法
シャンプー・トリートメントの選び方
薄毛の方のシャンプー選びは非常に重要です。以下のポイントに注目しましょう:
- シリコンやパラベンなどの刺激性成分が少ないものを選ぶ
- アミノ酸系洗浄成分を含むマイルドなシャンプーがおすすめ
- 頭皮ケア成分(センブリエキス、グリチルリチン酸など)を含むものが◎
- トリートメントは毛先のみに使用し、頭皮につけないよう注意
シャンプーの回数は1日1回が理想的。夜の洗髪がおすすめですが、朝起きた時の寝癖が気になる場合は、朝シャンも検討しましょう。
頭皮ケアのポイント
健康な髪は健康な頭皮から生まれます。薄毛ケアにおける頭皮ケアのポイントは:
- シャンプー時は指の腹で優しくマッサージするように洗う
- 熱いお湯での洗髪は避け、ぬるま湯(38度前後)で洗う
- 週に1〜2回は頭皮用の保湿ローションなどで頭皮の乾燥を防ぐ
- 頭皮マッサージを定期的に行い、血行を促進する
特に入浴時の3分間の頭皮マッサージは、血行促進に効果的です。指の腹を使って、生え際から後頭部に向かって円を描くようにマッサージしましょう。
髪の毛に優しいブラッシング方法
薄毛の方のブラッシングは、髪と頭皮への負担を最小限に抑えることが大切です:
- 目の粗いクッション性のあるブラシを使用する
- 毛先から徐々に根元に向かってとかす
- 濡れた状態での強いブラッシングは避ける
- 1日に何度も過度にブラッシングしない
適切なブラッシングは頭皮の血行を促進し、自然な髪のツヤを引き出します。
4-2.髪型を長持ちさせるためのサロン選びと通う頻度
薄毛に理解のある美容師の見つけ方
薄毛の悩みを理解してくれる美容師選びのポイントは:
- 薄毛や髪の悩みに関する施術実績を持っているか
- カウンセリングに時間をかけてくれるか
- 無理な提案(高額な薬剤やトリートメント)をしないか
- 自分の髪質・薄毛の状態に合った提案をしてくれるか
初回のカウンセリングで、薄毛の悩みを正直に伝え、その反応で判断するのも一つの方法です。
「薄毛専門」や「ヘアケア」を謳うサロンは特におすすめです。
カット頻度の目安
薄毛の方の適切なカット頻度は、髪型によって異なります:
- ショートスタイル:3〜4週間に1回
- ミディアムスタイル:4〜6週間に1回
- 長めのスタイル:6〜8週間に1回
特にショートスタイルは形が崩れやすいため、定期的なメンテナンスが重要です。
伸びすぎると薄毛が目立ちやすくなるため、「まだ大丈夫」と先延ばしにせず、定期的に通うことをおすすめします。
サロンでのカウンセリングで伝えるべきポイント
効果的なカウンセリングのために伝えるべき情報:
- 自分の薄毛のタイプや気になる部分
- 普段のヘアケア習慣
- 希望するイメージや参考にしたい髪型
- 朝のスタイリングにかけられる時間
- これまで試して良かった/悪かった髪型
具体的な写真を見せながら相談すると、美容師さんも的確なアドバイスがしやすくなります。
「薄毛が気になるので、目立たない髪型にしてほしい」と率直に伝えることが大切です。
5.よくある質問(FAQ)

「薄毛を隠すために髪を伸ばすべき?」
一般的に、薄毛の方は髪を伸ばすよりも適度な長さにすることをおすすめします。
長い髪は重みで地肌に張り付き、かえって薄毛が目立ちやすくなります。また、風や汗で崩れやすく、不自然に見えることも。
ショートからミディアムの長さで、軽さとボリューム感のあるスタイルが薄毛をカバーしやすいでしょう。
「パーマやカラーリングは薄毛に良くない?」
過度なパーマやカラーリングは髪へのダメージが大きく、薄毛を悪化させる可能性があります。
ただし、適切な施術であれば問題ありません。軽いパーマは髪に動きとボリュームを与え、薄毛をカバーする効果があります。
カラーリングも明るすぎない自然な色なら、むしろ髪と地肌のコントラストを和らげる効果があります。
必ず薄毛に理解のある美容師に相談し、髪へのダメージを最小限に抑える施術を選びましょう。
「自分の薄毛タイプに合った髪型の見つけ方は?」
自分の薄毛タイプを把握するには、鏡を使って様々な角度から頭部を確認するか、スマートフォンで撮影して確認するとよいでしょう。
タイプが分かったら、本記事で紹介したタイプ別のおすすめ髪型を参考にしてください。
また、美容師さんに正直に相談することも大切です。「M字が気になる」「頭頂部が薄い」など具体的に伝えれば、適切な提案をしてもらえるでしょう。
「ヘアピースやウィッグについてどう考えるべき?」
ヘアピースやウィッグは、薄毛が進行している方の一つの選択肢です。最近の製品は非常に自然で違和感がなく、取り扱いも簡単になっています。
部分的なヘアピースは手軽に試せるので、興味がある方はまずは専門店でカウンセリングを受けてみることをおすすめします。
ただし、メンテナンスや費用面なども考慮する必要があります。自分のライフスタイルに合った選択をしましょう。
「髪型以外に薄毛対策として効果的な方法は?」
髪型以外の薄毛対策としては、以下が効果的です:
- バランスの取れた食事(タンパク質、ビタミン、ミネラルを十分に)
- 適度な運動による血行促進
- 質の良い睡眠の確保
- ストレス管理
- 医療機関での早期相談・治療(AGA治療など)
- 育毛剤の適切な使用
特に進行性の薄毛の場合は、早期に皮膚科や専門クリニックに相談することで、進行を遅らせたり、改善したりできる可能性があります。
6.薄毛に似合う髪型のポイントまとめ

薄毛に似合う髪型選びの重要ポイントをおさらいしましょう:
- その1 自分の薄毛タイプを正確に把握する
M字型、O字型(頭頂部)、びまん性、全体的な薄毛など、自分のタイプを知ることが第一歩です。 - その2 タイプ別に適した髪型を選ぶ
- M字型:前髪で自然にカバーするショートスタイル
- 頭頂部:トップにボリュームを出せるレイヤースタイル
- びまん性:全体にボリューム感を演出するスタイル
- 全体的な薄毛:すっきりとした短めのスタイル
- その3 NG髪型を避ける
長すぎる髪型、オールバック、強いパーマや派手なカラーリングなど、薄毛を強調するスタイルは避けましょう。 - その4 適切なスタイリング方法を身につける
ドライヤーテクニック、軽めのスタイリング剤の使用法など、日々のセットの仕方で薄毛の印象は大きく変わります。 - その5 定期的なヘアケアと美容室通い
頭皮ケアを怠らず、定期的にカットして髪型を整えることで、常に最適な状態を保ちましょう。
適切な髪型選びは、薄毛の悩みを軽減し、自信を取り戻すための大きな一歩です。自分に合ったスタイルを見つけ、毎日を快適に過ごしましょう。
7.薄毛の男性専門美容室 SARUTAHIKOのご案内

薄毛の男性専門美容室 SARUTAHIKO(サルタヒコ)銀座店では、薄毛でお悩みの方に特化したカットとヘアケアサービスを提供しています。
実績豊富なスタイリスト
厳正な審査を通過した、薄毛の接遇・技術に長けている理容師・美容師のみが在籍しております。
技術力が高く、心の優しい、自慢のスタイリストです。

銀座高級理容室に4年勤めた後、2014年バルビエレ銀座を開業。2018年より、業界初となるフリーランス理容師を集めて運営するシェアサロンを開始。理美容業界における処遇改善や技術力・サービス力の向上に寄与する。
オーナーを務めながら、自身もトップスタイリストとして現場で活躍し続け、薄毛男性からビジネススタイル・バーバースタイルまで幅広く支持を集める。2025年、薄毛男性に対する接遇・技術力が評判を呼び、SARUTAHIKOの第一号スタイリストとして指名を受ける。同年からは、薄毛男性を対応する理美容師に向けた技術指導なども開始予定、薄毛専用理美容師の業界的な底上げに尽力する。
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