
畠野 真一
Shinichi Hatano- 理容師歴32年
- 出身地千葉県
- 趣味K-POP
PROFILE
子どもの頃から、ヤンチャでもなく、優等生でもなく、いつも"真ん中"にいるタイプ。おまけに弟がこれまた驚くほどモテる男で…(笑) 比べられるたびに「自分は何で華がないんだろう」と肩を落とし、身長も低く、思春期にはそれが地味に堪えました。
人生を方向づけたのは、両親が理容師だったこと。19歳で専門学校を卒業し、迷うことなくヘアサロンの世界へ。手先が器用だったようで、どのお店でも「お前が一番うまい」と言ってもらえる――その言葉が唯一の支えでした。
ところが、技術以外で壁にぶつかります。お客様とも同僚とも、思うように話せないのです。鏡越しに目が合うたびに緊張し、休憩室で話しかけることすらためらう毎日。
数年経った頃、これではいけないと一念発起。身近な女性スタッフに自分から話しかけることから始めました。最初の頃は本当に勇気がいりましたが、今では自分でも驚くほどおしゃべりな人間に。離れて暮らす一人暮らしの母と週に一度、1時間以上電話で話すのが習慣になっているほどです(笑)
そうして現場に立ち続けて、20年以上。それでも今だに心配性な性分で、ある程度の流れは最後まで頭に入れておかないと落ち着かないところがあります。接客の前にも「どうしたら○○さんに喜んでいただけるだろう」「○○さんに本当に似合うスタイルは何だろう」と、つい考え過ぎてしまう。要領の良い人ならもっとスマートにやれるのかもしれませんが、この不器用さに付き合いながら目の前の一人ひとりと向き合うのが、私のやり方です。
そして今、自分自身も薄毛が気になる年齢に。お客様の気持ちが以前にも増して自分ごととしてわかる――この実感こそが、私の仕事の何よりの財産です。今日もお客様お一人おひとりと、真摯に向き合いたいと思います。
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