恋愛・仕事・人間関係、すべてにおいて不利だと感じた過去から
私は27歳のとき、薄毛になりました。
当時はソフトモヒカンの髪型でしたが、髪のボリュームが減っていくことに、言葉にできない不安を感じていたのを覚えています。
今振り返ると、薄毛そのものが辛いのではなく、「薄毛になった自分が、恋愛・仕事・人間関係すべてにおいて不利になった」と感じていたことが、一番の苦しさだったのだと思います。
社会に漂う「見た目」での判断基準
たとえば、女性が髪の毛がフサフサな男性と、薄毛の男性のどちらと付き合いたいか。
そんな質問に対して、実際にアンケートを取らなくても、なんとなく「フサフサの男性の方が選ばれるのではないか」という空気が、この社会には流れているように感じています。
その「空気」が、私にはとても重く、辛いものでした。
仕事の場でも、どこか劣っている気がした
もちろん、仕事においては毛量の多さ少なは全く関係がないというのは、頭では理解していました。
ですが、営業のように人前で話す仕事や、映像に映るような仕事など、外見や第一印象が関わる場面になると、「自分は劣っている」と感じてしまうことが、何度もありました。
男子校での人間関係と「イジリ」の痛み
私は中高男子校出身なのですが、男子校特有の空気感の中で、「イジり」がだんだんとエスカレートしていくのを体験しました。
いじられるだけならまだしも、悪意を含んだような言葉や態度を受けると、かなり心が削られました。
たとえば、「高井、だいぶきてるね(笑)」なんて、悪気のない一言でも、ズーンと気持ちが沈むのです。
そんな経験を何度もすると、同窓会に行くのが怖くなったり、昔の友人と会うのを避けるようになったりする自分がいました。
「変な雰囲気になるより、優しくいじってくれたのが救いだった」
ただ、今になって思うのは、そういう発言をしてくれた友人たちも、実は私に気を遣ってくれていたのだということです。
「言わずに変な空気で過ごすくらいなら、笑いに変えてあげた方が良い」――
そう思って、あえてツッコんでくれた優しさだったのかもしれません。
もちろん、そのときは受け止めきれず、正直しんどかったのも事実です。
薄毛は「きっかけ」でしかない。変われた理由
けれども私の場合、薄毛になってから、むしろ自分の外見に真剣に向き合うようになったことで、少しずつ変わっていきました。
・薄毛なりの似合う髪型を見つける
・ファッションに興味を持つ
・肌や表情など、髪以外の要素を磨く
そうすることで、「この人は薄毛だけど、前向きに選択して生きている」という印象を、自然と周囲に与えるようになっていったように思います。
恋愛も仕事も、「清潔感」があれば変わる
薄毛でも恋愛はできます。
私は薄毛になったあと、自分が「きれいだな」「素敵だな」と思える人と付き合うことができました。
今では、薄毛と恋愛は、必ずしも関係ないのかもしれないと、心から思えています。
仕事でも、私は「薄毛だから評価されなかった」と感じたことはあまりありませんでした。
むしろ、大切なのは“キャラ”と“清潔感”だと実感しています。
一番大事なのは「清潔感」
薄毛になっても、「格好悪くなった」とは限りません。
私がこれまで出会ってきた中で、本当に魅力的に見える人は、「清潔感」があり、自分を整えている人でした。
髪がフサフサでも不潔な人よりも、薄毛でも清潔感のある人の方が、恋愛も仕事も、うまくいくのではないかと思います。
薄毛の悩みは、視点を変えることで軽くなる
繰り返しになりますが、薄毛というのは、たしかに外見上の変化であり、多くの人が気になるポイントだと思います。
ですが、それだけにとらわれず、他の外見の要素――肌、表情、服装、筋肉など――を磨いていくことで、自信を取り戻すことができます。
そして、恋愛・仕事・人間関係にも、前向きに取り組む力が湧いてくるはずです。
最後にお伝えしたいこと
もし今、薄毛が原因で悩んでいる方がいらっしゃるなら、まずは「清潔感を整える」ことから始めてみてください。
その一歩が、見た目以上に、あなたの人生を大きく変える力になるかもしれません。
薄毛男性のための美容室 SARUTAHIKO(サルタヒコ)では、
そんなあなたの薄毛対策を一緒に考えさせていただきます。
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